孔子は「過ちて改めざるこれを過ちという」と述べました
仕事がうまくいかない 努力しても望むような業績が出ない 業績が下がっていく傾向にある
このような時には「今のやり方にどこか問題があるに違いない」と
素直に反省して柔軟にやり方を改めていく必要があります
しかし「うまくいかない」という状況に直面しながらも
まったく反省したり 今のやり方を変えることをしない人もいます
そのようなことが本当の意味で「過ち」であると
孔子はこの言葉で指摘しているのです
「うまくいかない」という状況に直面したとしても
そこで反省し柔軟にやり方を変えていくことができれば
それは「過ち」ではないのです
そういう意味のことを 孔子はこの言葉で指摘しているのです
「うまくいかない」という状況に的確に対応していく力を養っておくことが大切なのです
変化の激しい現代にあっては これまでうまくいっていたやり方が
ある時からうまくいかなくなるということがよくあります
その場合にはその変化に合わせてやり方も柔軟に変えていく必要があるのです
「これまで このやり方で大きな業績を出してきたのだから
これからもこのやり方をずっと続けていけばいいんだ」と
従来の方法に固執していたら業績は悪化していくだけでしょう
従って変化に上手に対応しながら
これまでの仕事のやり方を柔軟に変えていくことが大切なのです
そのような柔軟な対応力を持つ人が
持てる力を十分に発揮していつまでも活躍し続けることができるのです
持てる力を出せる人の心の習慣
植西 總 青春出版社 2018
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