「本気」を引き出す言葉 ーそのとき、見えない力が顔を出す!①

考え方
虫ですら 空を飛ぶ夢を 実現させた

むかし
「空を飛んでみたい」と本気で思った虫がいた
一所懸命努力をしたが
飛ぶことはできなかった

その子供も親の夢をつないで
空を飛びたいと思った
やはり飛ぶことはできなかった

その子供も空を飛びたいと思った
飛ぶことはできなかった
その子供も・・・・

やがて子孫の一人が、空を飛んだ
その子供は空を飛べた
そのまた子供も・・・・
いま、たくさんの虫が
空を飛んでいる

私が空を飛べないのは
まだ本気が足りないだけ

千人の数より 一人の本気

意欲のない千人よりも
意欲に満ちた一人が未来を変える

はじめは、たった一人でも
強い意欲は、伝播して
他人の意欲まで高めてしまう

本気の人に、人が集まる
世の中は本気の人が現れるのを待っている
ならば
自分がまずその一人になる

未来を変えるのは、常に一人の本気から

誰もが無理だということ それができたら世界一

世界一の技術を持っている会社の社長に聞いた
「どうしたら、世界一の会社ができますか?」

「私もはじめは、資金も人材も信用もなかった。でも、それらは世界一になるためには関係なかった」
「どういうことでしょうか」

「毎日何をしたらいいか、まったくわからない。何をやっても失敗ばかりだ。だから、はじめに決めておいたんだ」
「何を、ですか」

「世界一の苦しみに耐えるってことだよ。ほかの人は苦しくなると、やめるんだよ。私はね、やめなかったんだよ」

自分を小さくしているのは自分 
自分を大きくするのも自分

人間が大きくなるとは
「できる」と思うことを増やすこと
小さくなるとは
「できない」と思うことを増やすこと

「できる」と思うか
「できない」と思うか
それは自分の考え方しだい

自分以外の他人が
自分を小さくすることはできない

自分が大きくなりたいと思えば
今ここで大きくなることもできる

いかなる才能も 努力には勝てない

運に恵まれた人々はいう
「誰よりも努力してきてよかった」
天才といわれる人はいう
「誰よりも努力してきてよかった」
奇跡を成し遂げた人はいう
「誰よりも努力してきてよかった」

努力は才能のあるなしにかかわらず、やろうと思えばできるもの
努力したくないとき
人はできない理由を「才能」のせいにする

しかし
本当にやりたい夢があるとき
人はできない理由を、自分の努力が足りないだけと考える

夢を持つとは 無敵になること

子供は夢を見つけると
ひたすらそこに向かっていく
やりたい夢を見つけると
ほかのすべてを捨てて挑む

そこに「可能性」があるかないかは関係ない
たとえ、相手が世界チャンピオンであっても
いつか勝つことを夢見て
わき目も振らずに毎日練習する

どんなにつらくても
歯を食いしばってがんばる
親がいくら無理だといっても
効き目はない

そしていつか
そんな子供たちの中から
新しい世界チャンピオンが生まれる

最も速く走ったマラソンランナーが最も疲れない

最も速く走ったマラソンランナーは
最も疲れているはずなのに
笑顔で優勝インタビューに答える

体はとても疲れているかもしれないのに
決して「疲れた」とはいわない
「楽しかった」という

なぜなら、そこには「充実感」があるから

人は誰でも、
最高のつらさを、最高の喜びに変える
「充実感」という
魔法の力を持っている

できるかできないかではなく やるかやらないか

新しいことに取り組むとき
「できる」か「できない」かを考えると
結論は「できない」になる

なぜなら、新しいことは
考えれば考えるほど
問題が見つかるだけだから

新しいことに取り組むときは
「やりたい」か「やりたくない」かを考える
そして、「やる」と決めたら
「どうしたらできるか」だけを考える

そうすれば
「できること」しかなくなる

どんなに悩んでも 宇宙から見れば小さなこと

自分の背の高さが二倍になると
風景が変わって見える
風景が変われば発想も変わる

どんなに大きな悩みを抱えていても
遠くから自分を見ると
小さなことで悩んでいることがわかる

宇宙の歴史から見れば
人間の一生も、一瞬の出来事

たまには空から自分を見てみるのもいい
悩んでいる自分が
とてもいとおしく見えるかもしれない
励ましたくなるかもしれない

ころんだら 起きればよい

人間の本当の強さは
何度ころんでも
起きあがれること

どんな状況になっても
人は必ず、そこから起きあがることができる

起き上がった回数と
人間の強さは比例する

ころんだら
起きあがって、一言

「さあ、もう一回!」

うまくやるより 全力でやる

「うまくやろう」とするほど
絶対に失敗しない名案を探す

しかし、失敗しない名案なんてない
時間ばかり過ぎて、一歩も進めず
いつま経っても同じところにいる

「全力でやろう」とすれば
「いまできること」を探す

できることが、たとえ名案ではなくとも
全力でやれば必ず成果が出る

いま、目の前のことに全力を尽くす


「夢」が「現実」に変わる言葉

福島正伸 三笠書房 2008

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