万策尽きたとき「あきらめない」という名案がある
できることはもう何もない
そんなとき
もう一回だけ
何かできることはないか、考えてみる
ちょっと発想を変えて
一時間だけでいいから
きっと何かできることが見つかるはず
効果は期待できないかもしれない
でも、それを一回でいいから
やってみる
うまくいくかどうかは気にしなくていい
とにかく一回だけ
このわずかな違いが
一番と、二番との差
決意は伝えなくとも伝わる
決意をすると
目つきが変わる
表情が変わる
声のトーンが変わる
言葉が変わる
雰囲気が変わる
行動が変わる
そして
迷いがなくなる
まわりに振り回されなくなる
それでいて
自分らしい
決意はいわなくてもわかる
やればやるほど やっていないことに気づく
ひとつの山に登ると
次の高くて大きな山が見えてくる
そこに登るためには
いままで以上の力が求められる
もうこれで十分
そう思ったら、目の前の山に登ることはできない
高い山に登れば登るほど
より高い山が待っている
自分がまだまだ成長できることを
教えてくれるかのように
背中の重い荷物は大きな翼だよ
責任の重い仕事だから
まわりに迷惑をかけられないから
たくさんの部下がいるから
家族がいるから
子供がいるから
家のローンがあるから・・・・・
背負っているものが
重いほど
守らなければならないことが
たくさんあるほど
やる気になる!
やりたいことほど疲れない
「やりたい」ことは
やればやるほど
エネルギーがわき起こる
決して疲れない
「やりたくない」ことは
はじめる前からエネルギー不足
すぐ疲れる
ロボットと人間の一番の違い
それは、ロボットはエネルギーを使うほど、なくなっていく
人間はエネルギーを使うほど、わき起こってくる
肉体的な疲れは、寝ればとれる
精神的な疲れは、夢を持てばとれる
世界一になりたいと思ったとき 世界一になりはじめている
世界一になる、と決めたとき
いまやっていることが、世界一になるために
必要かどうかが気になる
この電話の受け方が、世界一かどうか
この挨拶の仕方がが、世界一かどうか
この笑顔が、世界一かどうか
すべて「世界一」を基準として
行動すると
いつか本当に
世界一になる
そうなりたいと思ったとき
そうなるように行動し
そうなりはじめている
「夢」が「現実」に変わる言葉
福島正伸2008 三笠書房