身近な人との会話に最も大切な人生がある
「今日の食事は、美味しいね」
「今日もお仕事、お疲れ様」
「いつも部屋をお掃除してくれて、ありがとう」
「あなたがいるから頑張れる」
毎日の会話を、何気なくしない
一つの言葉に、精一杯の思いやり
一緒にいてくれるだけで、感謝の気持ち
最も身近な人に、最も愛情を注ぐ
幸せは、まず自分の心の中で生まれるもの
親のしつけ方が問題なのではない 親の生き方が問題なのである
天才ジョッキーと言われた競馬の騎手がいた
あるレースで命にかかわる大事故に遭った
それでも、必死に復帰しようとした
その妻は、必死に看護をした
その後
その息子はジョッキーになった
その娘は看護師になった
正すより伸ばす
見ようとしなくても見えるのが、欠点
見ようとしなければ見えないのが、魅力
無意識でいると
相手の欠点にイライラする
意識をすれば
相手の魅力にワクワクする
相手の魅力に気づくほど
相手が魅力的になる
親が子から学ばなければ 子は親から学べない
親が子へ伝えられること
知識、経験、マナー、夢
そして、人としての生き方
子が親へ伝えられること
知り得たことを、すぐに行動に移すこと
楽しいことを、そのまま遠慮なく楽しむこと
辛いときに思いっきり泣いたら、さっぱりすること
今やっていることに、集中すること
そして、とことんやったら、ぐっすり眠ること・・・・・
つまり、今日一日、一生懸命に生きること
一生幸せでいたいなら 他人の幸せを考える
人に会うたび
相手を幸せにする言葉を伝える
相手を幸せにする言葉を見つけるためには
自分が毎日元気でいることが大切
自分が元気じゃないと
元気な言葉が見つからないから
すると、自分が一生
元気でいられるようになる
大事なものほど身近にある
目に見えない空気が
私たちの命をつないでいてくれる
「空気があって良かった~ ありがとう」
身近になるほど
毎日会うほど
当たり前になる
本当に大切なものは、当たり前の中にある
子ども達が憧れるのは 成功者よりも挑戦者である
子ども達のヒーローは
いつの時代も、はじめは弱くて、最後は強い
つまりそれは、あきらめない人達
弱かった人が、強くなるのは格好いい
はじめから強かったら、面白くない
どうなるかわからないから、楽しみになる
ヒーローとは、強い人達ではなく、あきらめない人達
子ども達は、あきらめない人の姿にドキドキする
教育とは生き方を見せること
いつも親孝行する立派な息子
その親が、子育ての秘訣を語った
子育てを気にするよりも
この子は、立派な大人になると信じること
そしてなにより
自分が笑顔で楽しんで生きること
毎日、伝えよう
私の子どもに生まれてきてくれてありがとう
子育ては、自分育て
最も自分が試されるのは家庭である
家族を大切にする
そんなことは、わかっている
でも、家族に対してほど
こうしてほしい、ああしてほしいと
期待ばかりしてしまう
だって、身近だから
家族との関係の中で
人は自分を振り返り、成長する
人は立派な人になる
家族を大切にできる人は
世界中のすべての人を大切にできる
感謝は敵をつくらない
人間関係が良いと
個々とが落ち着く
自然に笑顔になれる
勇気が湧いて来る
そんな仲間と一緒なら
どんな辛さも耐えられる
そんな人たちと一緒なら
毎日が思い出になる
そんな素敵な人間関係は
相手に感謝することから始まる
出合いを一生のつながりにする
挨拶するのは、相手をやる気にさせるため
名刺交換をするのは、相手に尽くすため
飲み会に行くのは、相手の夢を応援するため
営業に行くのは、お客様を幸せにするため
そんな人に、また会いたくなる
理解とは共感すること
あの人、わかっているのかな?
あの人には、いくら言っても無駄だよ
でも
あの人に、わかるように伝えたのかな?
あの人の気持ちを、考えたことがあるのかな?
もしかしたら
伝えたつもりになっているだけかも
あの人のことをわかっていなかったのかも
だって人は
思いが同じになれば行動するから
誰よりも幸せになる人は 誰よりも他人を幸せにしようとした人
いつも笑顔で仕事をしている人がいる
それは、誰のため
いつも励ましの手紙を書いている人がいる
それは、誰のため
いつも他人の相談に乗っている人がいる
それは、誰のため
誰かのためにすることは
自分がそこにいる意味を見出すこと
誰かのためにすることは
自分も他人も幸せになること
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未来が輝く魔法の言葉100
福島正伸 玄光社 2011