世は「早く動いた者勝ち」を認識する
あなたが今 火のついた鉄板の上にいたら
あなたはその場にじっと立っていられますか?
逃げ出したりしないでしょうか?
まさかボーッとそのまま突っ立っているなんていうことはしませんよね
そんなことをしていたら大火傷を負ってしまいます
危機が迫らないと動き出せない
人は差し迫る危機がないと「これはまずい」と本気で思わないとなかなか動き出せないものです
今のままでも心地いいので「まぁいいや」と新たな行動を起こしにくいのです
しかしそのまま「ぬるま湯」に浸かったままでは
時間は無駄にどんどん過ぎていくばかりです
夏休みの宿題を思い出してみてください
8月末日になって ようやく宿題にとりかかったなんていう話はよく聞きますよね
あなたにも慌てて日記を数週間分まとめて書いたなんていう思い出があるのではありませんか?
今やらなくても死ぬわけではないしとのんびり構えているのは時間が無限にあるように錯覚しているから
それは今私たちが生きている時代が平和だからということもあるでしょう
あっという間に寿命は尽きてしまいますよ
人は皆怠け者でついつい物事を先延ばしにしてしまうもの
そういう自分を客観的に見つめ自ら危機感を持ち気持ちを奮い立たせないとあなたの人生はそのままダラダラと過ぎていきあっという間に寿命が尽きてしまうことでしょう
「命のバケツ」に早く気づくこと
水が満タンに入ったコップがあります
その日中に水を飲み干さなければ深夜0時には空になってしまいますが次の朝には新しい水が目一杯汲まれる不思議なコップです
こんな便利なコップをあなたが持っているとしたらついつい水を無駄にしてしまいそうではないですか?
少しくらいこぼしたってまた明日になれば水は入っているのですからまぁいいかと
このコップ1杯の水はあなたの「時間」です
すべての人間い唯一平等に与えられているもの それは「時間」です
「時間銀行」の話を聞いたことがある人もいるでしょう
毎朝あなたの口座に86,400円(86,400秒)が振り込まれる銀行の話です
ただしその日のうちに使いきれなかったらそのお金(時間)はすべて消えてしまいます
この水も同じです
このコップ1杯の水(時間)はどこから?
それはあなたが人生で使えるすべての時間(バケツ1杯の水)から汲んで来ているだけなのです
毎日毎日コップに新しい水が満たされるたびにあなたの貴重な水(時間)は少しずつ少しずつ気がつかないうちに減っていっているというわけです
大元のバケツが突然壊されたら?
すべての水が流れ出てしまう事態を想像してみてください
平和な日本で暮らしていると明日また新しいコップ1杯の水が飲めることを当たり前のように信じてしまいますがバケツはいつ何時壊れてもおかしくありません
突然の災害や事故などの悪夢はだれにでも起こり得ることです
世界中を見渡せば死と隣り合わせで日々を暮らしている人達も大勢います
目の前にあるコップ1杯の水を大切にしたくないですか?
世は「早く動いた者勝ち」です
危機感は武器になります
人間は危機が迫らないと動き出しません
寿命なんてあっという間
だったら大事なことをやらなくては!
命のバケツの水は無限ではありません
水があとどのくらいか
いつバケツが壊れるか
神様にしかわかりません
バケツの水があと半分以下だったら?
明日壊れてしまったら?
目の前のコップ1杯の水
さあどのように使いましょう?
自分を動かす習慣80のヒント集。
張替一真 ぱる出版 2019
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