すぐに行動を起こさないと間に合わない
19世紀のフランスの哲学者ポール・ジャネが見つけた人生の時間に対する感覚の法則を「ジャネーの法則」と言います
大人になればなるほど時間がたつのが早く感じるのはなぜか?それを説明する法則です
50歳の人間にとって1年問う年月は人生の50分の1の長さですが 5歳の人間にとっては人生の5分の1の長さ
いきてきた年数が長くなるほど1年の相対的な長さがどんどん短くなっていく
だから時間も早く感じるというわけです
人生が90年だとして24時間✕365日✕90年=788,400時間になります
788,400分の1だと換算すると1時間なんて本当に微々たるものです
減っているのは少しずつなのでなかなか気がつけず大事なものとして考えられないのでしょう
なので私たちはつい時間は無限にあるように感じて日々をダラダラと過ごしてしまいがちです
それが人間というものだからです
生きるということはあなたがもっている「命のバケツ」から毎日、毎時間、毎分、毎秒、水を汲み続けるということ
限られた水は毎日、毎時間、毎分、毎秒、減り続けています
「命のバケツ」の存在に気がつけたらすぐにでも行動を起こそうと思いませんか?
毎日、毎時間、毎分、毎秒を大切にしようと思いますよね
必ず期限を決める
イギリスの政治学者パーキンソンが提唱した法則で「仕事の量やお金の支出は与えられた時間や収入のMAX金額まで膨張する」というもの
簡単に意訳してしまうと「納期や期限を決めないと人は時間もお金も限度まで使い尽くしてしまう」ということです
人はつい今やりたいことをやってしまったり集中すれば30分で終わらせられることに3時間もかけてしまったりします
そして無駄なことに時間を費やしていること 必要のないことにお金を使っていることに気づかずに
すぐ「忙しい忙しい」「お金がない」といった口癖ばかりを放つ人になっていきます
だからまずどんなことでも期限を決めることが大事なのです
「期限」とは書いて字のごとく期日の限界
期限を決めると自ずとそこまでに終わらせなければという意識が生まれます
そして期限はこれくらいでできるだろうという見込みよりも少し早めに設定します
何事も余裕を持ってです
夏休みの宿題を休みが終わる最後の3日間くらいで一気にやったという人も多いでしょう
ということは集中すれば宿題は3日間で終わらせられるということ
「夏休み最初の1週間で終わらせる」と自分で期限を決めて実行すれば気になることは長い休みの早い段階でとっとと終わらせてあとは思う存分本当にやりたいことに時間を使うことができます
あなたが自分がなりたい姿を思い描いたらまずはそこに達成したい日付をしっかり書き込みましょう
それも思うより少し早めにね
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ぱる出版 張替一真 2019