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変化への「適応力」=生き残る力③

古代中国の思想家に「孔子(紀元前6~5世紀)」がいます
この孔子は「学べばすなわち固ならず」と述べました

この言葉にある「固」とは
「固定観念にとらわれて決まりきった考え方しかできなくなること」
ということです。
また「頭が固くなって柔軟なものの考え方ができなくなる」という意味です

つまり孔子は「学ぶことによって視野が広がり柔軟なものの考え方ができるようになり
固定観念にとらわれることもなくなる」ということを指摘している
のです

言い換えれば人は一生「学ぶ」ということを忘れてはいけないということだと思います

この「学ぶ」ということを忘れないで続けられる人が
時代の変化に対して柔軟に対応していけるのです

そして新しい環境に身を置こうとも
その中で自分が持っている力を十分に発揮して活躍できるということなのです

では「学ぶ」とは一体どのようなことなのかと言えば
たとえば「本を読む」ということです

幅広いジャンルの様々な本を読むことによって
「そういう考え方があるのか」と目からウロコが落ちるような経験をすることもあります

もちろん新しい知識も得られます
つまり視野が広がるのです
そして柔軟に物事を考えていけるようになります

講演会や勉強会で「人の話を聞く」ということも「学ぶ」ということの一つだと思います
自分とは違った考え方をしたり 
自分が経験したことがないことを知っている人の話を聞くことは
本を読むことと同様にとても勉強になるのです

色々なところに旅行して珍しい風物や人の生き方に触れることも
ある意味「学ぶ」ということにつながると思います

旅行をしてそのような経験をすることも
自分の視野を広げ考え方を柔軟にするためにとても役立つのです

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持てる力を出せる人の心の習慣

植西 總 青春出版社 2018
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