入社1年目の教科書 中級)人間関係 感動は、ためらわずに伝える

働き方
素直に尊敬の念を伝えることが良好な人間関係をつくる
●言葉にしない限り、相手には伝わらない
●仕事ぶりに対する感謝、相手の気配りへの感動など、心に浮かんだ気持ちを素直に伝えることで、相手との関係が深まる
●人間は、年齢や立場にかかわらずほめられたい生き物である
●日本人は「ほめ下手」。感謝の気持ちや感動したことは、ためらうことなく積極的に伝えよう
●その時、勉強になったこと、感動したこと、初めて知ったことなどを「具体的に」伝えるのがポイントである
自分の行動をチェックしてみよう

□言葉にしないと、相手には伝わらないことを理解している
⇒言わなくてもわかっているはずと誤解していませんか

□周囲の人に感動、ほめ言葉を素直に伝えようとしている
⇒ほめられたいのは若者だけではない。年齢や立場に関係なく、相手に対して感動の言葉やほめ言葉を伝えるよう心がけています

□年上の人には伝え方を配慮した上で、感動を伝えている
⇒上から目線でのほめ言葉にならないよう気をつけています

入社1年目の疑問・質問にすべて答えます

Q.何かを教えてもらったときは、いつもその場で感謝の気持ちを伝えます。それでは足りないということでしょうか?

A.それで十分です。感謝の気持ちは「ありがとうございます」で伝わります。それさえできない人がいるのが現実です。あるいは、自分が思っているほど相手には伝わっていないケースがあるので、通常の1.5倍くらいの気持ちで伝えてみてはいかがでしょうか。

Q.あまり大げさな感謝の言葉は、相手も迷惑なのでは?

A.こちらのテーマは「感動」です。「感謝」は皆さん伝えられているケースが多いかもしれません。でも感動はどうでしょうか。「すごいですね」「勉強になりました」など、感動の言葉を伝えているでしょうか。たとえば大勢の前でプレゼンした人がいたとしましょう。通常は「ありがとうございました」「お疲れ様でした」という感謝とねぎらいの言葉で済まされています、そのときに「この点が非常にわかりやすかったです」とか「このメッセージに心動かされました」などと一歩踏み込んで感動を伝えると、相手は嬉しいものなのです。1思ったことを、10に膨らませる必要はありません。ただ、素直に思ったまま、感じたままのことを伝えるだけでいいのです。

Q.女子です。感動を伝えることを実践しているのですが、同期の女子から「ぶりっ子」「点数稼ぎ」と陰で言われてしまいます。同性に嫌われない伝え方を教えてください。

A.正直なところ、女子の世界はよくわかりませんので的確なアドバイスができるかどうか・・・・。ただ、同期に変な誤解を与えないように感動を伝えるには、メールを使えばいいのではないでしょうか。ていねいに、心を込めてしっかりと書けば、必ず相手には伝わります、これは男性にも言えることでしょう。

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