私には離婚を選択できる自由がありました
もちろん
最初から離婚するつもりで
結婚したわけでは ありません(笑
離婚したくでも
できずにいるママ友も
それなりにいました
離婚を選択する自由をくれた
大きな力
それは「子ども」の存在と
「薬剤師」という職業だったのかな・・・ と
今は思えます
渦中のあの頃は
そんなことに想いを馳せる余裕は
全くありませんでしたが(笑
「子どもを守らなくては」という気持ちを
後押ししてくれた 「薬剤師」という職業
「離婚」をきっかけに
より真剣に「薬剤師」としての成長を
目指すようになりました
2人の子どもが大人になるまで
「選ばれる薬剤師であり続けなくては」という想いが
スタートでした
初めは「選ばれる薬剤師であり続けること」が
子どもを立派に育てるための「手段」だったのですが
患者さんから 薬剤師仲間から
スタッフのみんなから
「選ばれ続ける薬剤師」になること
「選ばれる人間」になることがスタートでしたが
徐々に
患者さんに 薬剤師仲間に
スタッフのみんなに
喜んでもらいたい
という想いに置き換わり
いつの日か それは
私のライフワークになりました
そんなふうに 一心不乱に働いていたので
子どもと過ごす時間は とても少なく
「いいお母さんではない・・・」と
罪悪感を持っていた時期が長くありました
でもそんな罪悪感を
感じる必要は なかったんです
もし同じような気持ちでいるお母さんがいたら
心配ありません
子どもにとって大切なのは
お母さんが幸せなこと
離婚することも
幸せになる選択です
子どもは 親の言うことを聞かなくても
親の生き方は よく見ています
だから お母さんが 幸せで
心から笑って輝いているとき
子どもは一番 安心しています
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たぐちひさと もっと人生は楽しくなる
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