あせって結果を求める特急型の人は、選ばれない。コツコツ目標をクリアする各駅型の人は、選ばれる。
仕事をする人には、
①特急型の人
②各駅型の人
の2通りがあります。
たとえば、女性とデートをして、ごはんを食べに行きました。
特急型の人が次にとまる駅は「ホテル」です。
その次にとまる駅は「帰る」です。
途中の駅にはとまりません。
相手の女性にも、「この人、とまらない人なんだ。ごはん食べ終わったら、いきなり『ホテル』と言っているし」とバレてしまいます。
女性が「それはまだ今度に」と言うと、「じゃあ、解散」という形で、大きい駅にしかとまりません。
特急型の人は、一気に結果を求めるタイプなのです。
それに対して、各駅型の人はコツコツとクリアできます。
ごはんを食べたあと、「ちょっと散歩しますか」と言って散歩をします。
歩きながら「お茶でもしますか」と言って、お店に入ったりするプロセスの中で、ホテルに行くということがあります。
それを断られても、「じゃあ、もう少し歩きながらお話ししましょう」「家まで送りましょう」、と小さい駅にもとまれるのです。
次回があるのは、どこでも乗りかえられる各駅型の人です。
ところが、特急型の人は、乗ってしまうと「次はとまりませにょ」という形で、結果を求めてあせります。
これは仕事でも同じです。
選ぶ側としては、いくつかの選択肢を持っておきたいのに、特急型は選択肢がありません。
仕事をする時も、特急型より各駅型の人のほうが選ばれる人になっていくのです。
選ばれる人、選ばれない人 1ミリの差が決定的な差を生む
中谷彰宏 ぱる出版 2016
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