これまでのやり方は通用しない
仕事で使うスキルを高めたい 趣味でやっていることを副業にしたい
やがては独立したい・・・しかしうまくいかない
結果に結びつかない
多くの人はわかりやすい問題解決方法(知識やスキル)を学ぼうとします
薬剤師であれば 疾患や最新の薬物治療 コミュニケーションスキル等でしょうか
これら問題解決方法も大切なのですが これは手段の一つにすぎません
これまで学校や会社組織で習ってきた知識やスキルは
スマホでいえばアプリです
アプリももちろん大切なのですが
アプリがなぜ動くのか?
どのように動くのか?
こういったことはスマホ自体のOSや使っている人の能力によるわけです
このOSは「マインドセット」です
OSが違ったらアプリは動きません
マインドセットが違ったらスキルは使えません
マインドセットが変われば考え方が変わり
取る行動が変わります
取る行動が変わると結果が変わります
そして結果が変わるとマインドセットも変わります
結果の評価の仕方も変わります
ではそもそもマインドセットを変えるためにはどうしたらいいのでしょうか
マインドセットを変えるためには 目的を変えることです
目的を全て「自分の成長」に置くのです
そうすると全てが通過点となり
全ての経験や結果はどのようなものであっても自分の成長につながります
生涯の目的を自分の成長に置くのです
自分の成長を目的に設定できると
やっていることの全てが成長につながることがわかります
また いわゆる成功・失敗どちらでも自分の成長につながります
失敗の意味合いを書き換えろ
マインドセットを変えるため 目的を自分の成長に置いた場合
日々重要になるのはPDCAサイクルの累積回転数です
PDCAサイクルの回転数を重視すると
まずやってみるという気持ちが前向きに生まれます
企業勤めの方に多い考え方かもしれませんが
「1つのことを失敗しないでうまくやる」という目標設定になってしまうと
「いかに失敗せず1回でうまくやるか?」という発想になります
結果として「まずやってみる」という姿勢にならず
机上で非生産的な時間を過ごす結果になってしまい
あなたの成長に全然つながらないということが多々あります
PDCAサイクルに回転数を重視することで失敗の意味合いが大きく変わります
失敗は「1つのことに失敗しうまくいかないこと」ではなく
「PDCAサイクルの回転数が上がらないこと」になります
このように失敗の意味合いを書き換えることができると
これまで行動することを後回しにしていた人が取る行動が全く変わります
行動しないことが明確な失敗になるからです
自分の成長を目的に置けると
今できていないことが仕方ないことだと思えるようになります
言い換えれば
まだまだチャンスがあるということです
今の自分には少し難しいかもしれないと客観的に捉えることができると
どうやったらできるのかと少し客観的に問題を捉えることができるようになります
余裕が全くなく問題に直面している場合と
少し余裕がある形で問題に直面しているのとでは
問題解決方法に大きな差が生まれます
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伊藤健太 日本経済新聞出版社 2020