成功者の習慣⑭ コントロールできるものに集中している

人生
成功する人はコントロールできることに集中し、成功しない人はコントロールできないことに振り回される

「自力ではどうにもならないものについて、悩み続けても何も変わらない。自分でコントロールできるものに意識を向けるべきだ。変えられないことについて不安を感じていると、身動きがとれなくなる」

ウエイン・ダイアー(アメリカの作家)

コントロールできないものについて心配するのをやめましょう
それはエネルギーの無駄です
私たちは、自力で変えられる何かに労力を投じるべきです
私は、コーチングセッションの大部分を、クライアントが課題や懸念を乗り越えるのを助けるために費やしています
壁にぶち当たっている人は、まず自分には何がコントロールでき、できないかを見極めることから問題の解決に取り組んでみましょう
人は、変えられないものを変えようとすることに多くの時間やエネルギーを費やしてしまいます
しかし、自分の手で変えられることに意識を向けることのほうが、はるかに生産的なのです

「自分ではコントロールできないこと」について不満を覚えていないか、考えてみましょう
悪天候でイライラする、他人の目がやたらと気になる、欲しい物があるのに値段が高すぎる、といったことなどが頭に浮かぶかもしれません
就職活動中、応援先の企業がメールに返信してくれなかったとき、あなたはどんな考えを抱くでしょうか?
その企業について不満を募らせることもできれば、返信してもらいやすくするためにメールの書き方を工夫することもできます
出会い系サイトでなかなか良い相手が見つからないときも、サイトに文句を言って返金を要求することもできれば、異性が興味をもってくれるような魅力的なプロフィールに書き換えることもできるのです

コントロールできるか、できないかを区別するのは簡単ではありません
その対象に強い感情を抱いているときはなおさらです
しかし、自分ではどうしようもないことのために、あなたの貴重な時間を無駄すべきではないのです
何に集中すべきか、心を落ち着けて考えてみましょう

コントロールできないものについて心配するのをやめよう
Stop worrying about what you cannot control.
実践しよう

□コントロールできるものとできないものの違いを知る
「変えられるものを変える勇気を、変えられないものを受け入れる冷静さを、そして違いを見分ける知恵を与えたまえ」というアメリカの神学者ラインホルド・ニーバーによる有名な「ニーバーの祈り」は、はるか昔の言葉ですが、現代でもその価値をまったく失っていませn
この言葉は、私たちが平和で充実した人生の道を歩むためのアドバイスを与えてくれます
現実をよく見て、自分でコントロールできないことではなく、自分がコントロールできることに意識を向けましょう
適切な判断をし、他人の力も借りながら、よく考え、粘り強く、賢く改善を目指していけば、どんな問題も乗り越えられるはずです
自分にはコントロールできないものの例を挙げます

・他人の思考や感情
・株式市場の暴落や政府の政策
・悪天候などの自然現象
・病気や事故などの予期せぬ出来事

□周りのせいにしない
次のように、他人を非難してばかりいるのはよくありませn
・「失敗したのは私のせいじゃないわ。すごく腹が立つ」
・「彼女は僕の誕生日を忘れていた、なぜ僕がそんな彼女のことを気にしなければならないんだ?」
・「遅刻している人がたくさんいるのに、なぜ私だけが時間前に到着していなければならないの」
・「チームは目標を達成しようとしていない。だから頑張っても無駄だ」

このような思考は避け、自分でコントロールできる行動や判断に目を向けていきましょう

成功者がしている100の習慣

ナイジェル・カンバーランド ダイヤモンド社 2020

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