今日あなたは何回位 笑顔になったでしょうか?
“We shall never know all the good that a simple smile can do.”
マザー・テレサ
(笑顔には想像もできないほどの可能性がある)
マザー・テレサもこんな深い言葉を残しています
女子プロゴルファーの偉業などでも「笑顔の効果」が注目されていますね
ある調査によると
子供は1日に400回笑うのに対して大人になるとわずか11~15回
年齢を重ねるごとに笑う回数は減る傾向にあるといいます
なぜこんなにも違うのでしょうか?
子供には笑うことに対してそもそも概念がなく
面白かったり楽しかったりときには純粋に無条件で笑います
それに対して大人は今までに経験した様々な事により
概念を無くすことが難しいのだそうです
「明日◯◯嫌だな~」など雑念が入り
笑う回数をどんどん減らしていってしまっているのです
そんなに激減してしまう「笑顔」ですが
心にも体にもいいということが研究によってたくさん証明されています
卒業アルバムの写真
その笑顔を測定することで
対象者の結婚に対する満足度や結婚期間
対象者の充足度や彼らの他人に対する駆り立てる力を予測することができました
メジャーリーグのプロ野球カード
選手が微笑んでいた期間をベースに
その選手の寿命を予想できることがわかったのです
笑顔ではない選手の平均寿命は わずか72.9歳
輝くような笑みを浮かべていた選手の平均寿命は 約80歳でした
子どもが見せる笑顔の回数は 1日に400回にも上ります
笑顔が絶えない子どもがそばにいると
周囲の人の笑顔になる回数が増えます
笑顔の人を見ながらしかめっ面をするのは困難
という研究結果が出ています
笑顔は進化的に見て伝染するもので
顔の筋肉のコントロールを抑えてしまうのです
ダーウィンは 「種の起源」で進化論を理論化したことに加え
表情フィードバック仮説も書いています
「笑顔とは気分が良いときの結果であるだけではなく
微笑むという行為自体が気持ちを上向きにさせる」と
笑みは脳の報酬メカニズムを刺激します
喜びの誘発因子だと考えられているチョコレートでさえ
そのパワーは 敵わないほどです
笑顔の人は他者への印象が良くなります
笑顔でいると他者に好感を与え親切に見えるだけではなく
能力がある人に映るという研究結果も出ています
私達は幸せだから笑うのではない 笑うから幸せなのだ
心理学者 ウィリアム・ジェームズ
幸せとは何か?心が先か?行動が先か?
恋人がいるから幸せなのか
病気だから不幸せなのか
お金があるから幸せなのか
忙しいから不幸せなのか
暗い顔をして幸せな人はいません
明るい顔をしていて不幸せな人もいません
私たち薬剤師も笑顔で
患者さんに「笑顔の効果」を伝染させていきたいですね
ロン・ガットマン: 笑みの隠れた力
https://youtu.be/U9cGdRNMdQQ