「幸せを買う方法」でお話した通り
「お金を人のために使うことは 幸福度を高める」
ということが研究で示されています
またお金という手段に限らず他の人を助けることで
幸福を感じることができるということも研究で示されています
しかし今回は
お金を使って他人を助けることが
必ずしも幸福度を高めるわけではなく
他の人を助けることが
必ず幸福度を高めるわけではなく
「どうやるか?」が重要だ
「鍵」があるのだというお話です
そのことを私たち薬剤師の仕事に置き換えて
薬剤師の仕事をどうやると
より幸福度を高めることができるのか?
やり方の「鍵」に置き換えて考えてみたいと思います
私たち薬剤師の仕事は
直接の場合もあれば 間接的な場合もありますが
患者さんを助けることに繋がっています
ですから
薬剤師として仕事を通して役割を果たすだけで
患者さんを助けている
つまり普通に薬剤師の役割を果たすだけで
患者さんを助け幸福度を上げるお手伝いができるだけでなく
自分自身も幸福を感じることができる仕事だということなのです
なんて素敵な職業でしょう!
そしてその患者さんを助けるやり方の「鍵」によって
より多くの成果を生み出すことができ
自分の幸福度も高められるというのです
薬局の薬剤師と病院の薬剤師では
患者さんと関わることのできる「期間」に
大きな違いがあります
私は薬局薬剤師しかしたことがありませんが
「ゆりかごから墓場まで」
健やかなるときも病める時も人生に寄り添って
長い期間に渡り関わることができるのが薬局薬剤師です
そのことが「薬局薬剤師」の最大の魅力だと私は感じています
「その後どうなったか?」
見守ることができるのが 薬局薬剤師の最大の魅力だと思うのです
皆さんはいかがですか?
自分が関わった患者さんが
元気になった様子を確認できた時
白衣も来ていないのに
街中で患者さんに声をかけられ
その後の報告をしていただいた時
私はとても幸せな気持ちになります
「薬剤師をやっていてよかった 幸せだな」
と一番強く感じる瞬間です
皆さんも少なからず
そのような気持ちを持たれるのではないでしょうか
そうなんです
人を助けるとき「どうやるか?」という「鍵」は
そこにあるのです
人は自分が助けている人との 繋がりを実感し
相手の生活にもたらされる変化を容易に思い描けるとき
与えることの効果が急上昇する
つまり
ただ相手のためにお金を使うだけでなく
ただ相手を助けるだけでなく
自分の関わりによって「どんな違いが生まれたのか」
はっきりイメージできる必要があるのです
具体的にどんな効果を生んだのかを目にでき
助けている人やコミュニティと接することのできる機会が必要なのです
患者さんを助けること
そのことだけで私たち自身幸せを感じることができますが
患者さんがその後どうなったか?を確認することができ
その患者さんやご家族と接する機会を持つことが出来る
そのことにより
より多くの効果を生み出し自分の幸福度も高められる
与えることは単なる道徳的責任ではなく喜びの源です
薬剤師は仕事を通じて患者さんを助け
その方のその後
ご家族やその方のコミュニティを含め接することで
自分自身の幸福度を上げることのできる「鍵」まで揃った
とても素敵な職業です
エリザベス・ダン: 人を助けることで幸せになれる ― でもそのやり方が重要
https://youtu.be/lUKhMUZnLuw
コメント