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選ばれる人、選ばれない人06

好きなことが見つからないのではない。「稼げる仕事で、好きなこと」が見つからないだけだ。

「好きな仕事がなかなか見つからないので、見つかってから頑張ろうと思います」と言いながら、家で寝転がっている人がおおぜいいます。
「なんで仕事しないの?」と聞くと、「好きなことが見つからないんです」と答えるのです。

「好きなことが見つからない」には、
①好きなことはあっても、それでは食べていけない
②食べていけても、その中に好きなことが見つからない
という2つの意味があります。

「好き嫌い」の軸と「食べていけるか食べていけないか」の軸とがあるのです。
好きでもないし食べてもいけないことは、そもそもしようと思わないので誰も悩みません。

最終的には「好きで食べていけること」を目指すとしても、途中のプロセスは「好きだけど食べられないこと」と「食べられるけど好きではないこと」の2択です。
ほとんどの人が「好きだけど食べられないこと」を選びます。
結果、食べていけないので、だんだん続かなくなって、ついには行きどまりになります。

食べていけることで、基本を学ぶ。

「本には『好きなことを仕事にしなさい』と書いてあるじゃないか」「あの人は好きで楽しいことをしているじゃないか」と文句を言うのです。
中間点では、今は好きじゃなくても食べていけることを、自分なりにコツコツ頑張ります。
そのうちに好きなやり方が見つかります。

最終的に好きで食べていけることにたどり着けるのです。

運命を分けるヒント06
好きではないけど、役に立つことをしよう。

選ばれる人、選ばれない人。 1ミリの差が、決定的な差を生む

中谷彰宏 ぱる出版 2016

 


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