心が変われば、行動が変わる

アメリカの心理学者で哲学者でもあったウィリアム・ジェームズ（1842-1910）に、次のような言葉があります

心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる

運命を変える一歩は、心だということです

僕はどんな小さなことでも、心をこめることが大切だと思っています
同じことをしても、そこに心があるのとないのでは、その行動も、そして、その行動の結果も、変わっていくからです

行動が変われば、習慣が変わります

習慣というと、早起きや歯磨きなどの生活習慣がありますが、それだけではなく、自分では意識していなくても、オートマチックに行動できていることです
それが習慣なのですが、自然にできているがゆえに、自分でも気がついていないことが、意外に多いものです

たとえば、なにかのプロジェクトが始まると、何をしてよいか迷ってしまう人がいる一方で、自分のやるべきことがわかって、ササッと段取りよく行動できる人もいます
誰かに会いたいと思ったときにも、すぐにメールしたり、手紙を書いたりして、その人にコンタクトを取って、日程を決めてしまう人もいます

20代では、メールは書いても、「手紙を書く」という習慣はあまりないかもしれません
メールどころかLINEしか書いたことがないという人もいるでしょうが、そんな時代だからこそ、普通なら会えないような人に会いたいときには、手紙が効くということもあります
手書きの手紙には、心がこめられるからです
メールやLINEには、心がこもらないということではありません
手紙と同じように、そこにも真心を込めることはできます

小さなことに心をこめることは、あなたの想像以上にインパクトがあります
日常的なことでいえば、挨拶の習慣も大切です
挨拶ができる人とできな人では、雲泥の差がつきます

会社や出先で、あるいは何か集まりがあったときに、普通に挨拶ができる、というのは、当たり前のことのようでいて、習慣がないと、なかなかできません
日本人は、挨拶にうるさい人が多い割に、ちゃんとできる人は少ないようです
自分では挨拶したつもりでも、小声で届いていない、ということもあります

たとえば、営業先を訪問するときなど、エレベーターなどでも、「こんにちは」「失礼します」といった言葉が自然に出る人には、誰でもが好感を持つでしょう
自分が意識しなくても自動的にやっていることが、習慣です
小さなことにも心をこめる習慣を、ぜひ身につけてください