自分で自分を選びたくない人は、選ばれない
選ばれるためには、「自分が選ぶ側になったら、自分を選ぶだろうか」ということを基準に考えます。
「上司としての自分は、部下としての自分をプロジェクトに入れるだろうか」と考えるのです。
自己肯定感の低い人は「自分が上司なら、こんな自分は選ばない」と考えます。
恋愛にたとえると、わかりやすいでしょう。
自分は相手からつきあいたいと思われる人間かどうかを考えます。
選ばれる人は、自分がつき合いたいと思われない理由を考えて、それを改善しようとします。
つき合いたいと思われるための要素を考えて、それを身につけるのです。
自己投資にも同じことが言えます。
「自分は投資に値する人間ではない」と思っている人は、貯金をします。
自分に投資するよりは、銀行に預けておく方がいいからです。
「自分は投資するに値する魅力ある人間である」と判断する人は、自己投資します。
自己投資する人は、投資する側と投資される側の2役をしているのです。
「自分なら自分を選ぶ」という人間に、自分はなりえているかどうかです。
選ばれない人は、「なんで選ばれないのか」と文句を言っています。
自分を客観的に見ることができていないのです。
選ばれる人は、自分を客観的に見ることができます。
「自分はこういうところがあるから選ばれない」ということがわかっています。選ばれなかった結果に対しては、素直にそれを受け止めます。
どれぐらいの点数差があって、何がポイントで、次回までに何をすればいいかを考えるのです。
大人は自分を客観的にみることができます。
自分を主観でしか見ることができない人は、まだ子どもです。
受験なら点数がつくので納得できます。
大人の世界は、結果だけで選ばれる人と選ばれない人とが分かれます。
実は、発表にならないだけで、点数はきちんとついているのです。
選ばれる人、選ばれない人 1ミリの差が決定的な差を生む
中谷彰宏 ぱる出版 2016
選ばれる人、選ばれない人。 1ミリの差が、決定的な差を生む [ 中谷彰宏 ] 価格:1430円(税込、送料無料) (2022/1/21時点)楽天で購入 |
コメント