仕事が感動に変わる5つの心構え① 仕事の意味を考える

働き方

仕事の意味を考える

すべての仕事は社会や他人との関係の中で、とても大切な役割を担っています
意味のない仕事はありません

一つひとつはどれほど目立たない、小さな仕事に思えるものであったとしても、すべてが有機的に連動して、社会のために貢献しているのです

しかし、それに気がつかなかったり、また気がついたとしても、すぐに忘れてしまったりすることがあります
仕事の意味を忘れてしまうと、目の前の出来事に翻弄され、それらに対処するだけで精一杯になってしまうでしょう
いつも何かに追いかけられるように、ただあわただしく生活することになってしまいます

一方、仕事の意味を実感している場合には、目の前のことに振り回されることがなくなります
どのような出来事が起ころうとも、それらは本来目指していることを実現するための課題でしかないからです
そして、それらの課題を乗り越えることを楽しむことができるようにもなります

仕事が面倒に感じるときは、仕事の意味を忘れ、その価値を実感できなくなっている時です
そういう時こそ、まずは仕事の意味を思い出すことが大切になります
仕事から感動を得るために、まずは、どのような仕事であったとしても、その仕事の意味を考えてみましょう
とはいっても、仕事の意味がなかなか思いつかないこともあるかもしれません
そこで一つの事例として次の仕事について、その意味を考えてみたいと思います

たとえば、役所の「住民票を発行する」という仕事
そこにはどのような意味があるのでしょうか?
住民票をなぜ発行する必要があるのかを考えてみましょう

仮に、住民票を取りに来た人の目的が、自動車を購入するためだとすれば、住民票を発行することで、それを受け取り人が自動車を購入することができるようになります
その自動車があれば、買い物に行ったり、家族で遊園地に行ったりすることができます
きっと、その車の中ではたくさんの笑顔があふれることでしょう
また、車があれば、病気の家族が知人を病院に送り迎えすることだってできます
そんな時、その車のまわりには、いつも感謝の言葉が飛び交っていることでしょう

このように考えてみると、住民票の発行は、単なる作業ではなく、「たくさんの笑顔にあふれ、感謝の言葉が飛び交う地域をつくり出すための仕事」になると考えることもできるのではないでしょうか

すべての仕事が社会とつながっているわけですから、仕事の意味は、いつでも、だれでも、どのような仕事であっても、自由に考え出すことができます

そのコツは、意外と簡単です
つまり、自分がやる気になる、元気になる、生きがいを感じるように考えればいいのです
そもそも仕事には、決められた役割があったとしても、決められた意味があるわけではありません
そこに関わる人が、その人にとっての意味をつけ加えていくことが自由にできるものなのです

自分がわくわくする意味をつけ加える
それによって、仕事はいくらでも楽しいものに変えることができるようになります

仕事に意味を見出すヒントを、以下にまとめてみました

「この仕事に、どんな価値があるのか?」
「この仕事によって、誰が喜ぶのか?」
「この仕事は、社会とどのように関わっているのか?」
「この仕事がないとすれば、会社や社会にどんな問題が起こるのか?」
「この仕事の、楽しさとは、どのようなところにあるのか?」
「この仕事で、感謝されるようになるためには。どのように取り組めばいいのか?」
「この仕事に、どれだけたくさんの人がどのように関わっているのか?」
「この仕事に、取り組む自分の姿を子どもたちが見てどう思うのか?」

仕事の内容に振り回されるのではなく、そこに意味を見出すことで、生きがいを作り出すことができます
仕事から感動を得られるかどうかは、仕事そのものの内容以上に、仕事にどれだけ自分なりの意味を見出すことができるかで決まります

つまり、自分なりの意味を見出すだけで、日々の人生が輝きだすのです
自分の仕事に意味を見出した瞬間から、仕事が楽しくなっていきます
それは、今、この瞬間からできることなのです

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