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続かないあなたへ②

新しい知識を入れる、自分の行動を自覚する

習慣となっていることは、良いことも悪いことも無意識に行っているので
自分では気がつけないでしょう
何かを変えたいと思うなら、まずはあなたが無意識にやってしまっている行動(悪い習慣)を、自分の意識下でしっかりと自覚することが重要です

ダイエットを決断したのに、朝出勤前にコンビニに寄りお菓子を買い込んでしまったり、英語の上達を目標に掲げたのに、家に帰るとすぐにソファに寝転んでゲームを始めてしまったり、そんな習慣はありませんか?
まずは、毎日無意識にどんな行動をしているか、あなたの目的を遠ざける習慣はないか、チェックすることから始めましょう

必要なことは、知識を仕入れることと、自分を客観的に見つめ、人からフィードバックを受けるなどして自分の行動のクセをきちんと理解すること
自分ができていると思うと成長は止まってしまいます
無意識の自分の行動を自覚しましょう

自覚するために必要なことは・・・、

【行動】
①鏡を見る・動画を撮る(客観的に自分を知るために行動する)
②フィードバックを受ける(人の目、手を借りる)
③学ぶ(本を読んだり、勉強したり)
【心の持ちよう】
①勇気(たとえば体重計に乗るなど、自分を客観的に見つめる勇気)
②謙虚さ
③素直さ

意識を持って、行動ができている状態になる

悪い習慣をしっかり自覚できましたか?
「自分はつい、こういうことをしてしまう」と自覚した習慣ですが、無意識にしてしまっているということは、今度は意識的にこの習慣を止める行動を起こすしかありませんよね?
「ついやってしまう」という無意識のほうがずっと強いので、この行動は相当強く意識して行わなければ負けてしまいます

「意識を持って、行動ができている状態にする」
そのためには具体的な行動を起こすこと
習慣化への壁は厚く高いですが、具体的な行動を続けることで打ち壊すことが可能となります

たとえば、ダイエットを決断したのに 、朝出勤前にコンビニに寄りお菓子を買い込んでしま うという悪い習慣に対しては、週に3回は手作りのお弁当を持参し、その日はコンビニに立ち寄らない、英語の上達を目標に掲げたのに、家に帰るとすぐにソファに寝転んでゲームを始めてしまうという悪い習慣に対しては、オンラインでアメリカ人に英会話を習う講座に申し込み、家で授業を受ける、といった行動を起こすのです
あなたの悪い習慣に取って代わる、新しく具体的な行動を考えてみましょう

意識しておくべきことは・・・

【行動】
①3つのやる(すぐやる、必ずやる、できるまでやる)
②大きく変える(違和感を感じるくらいでちょうどいい)
③宣伝する(自分を追い込む)
【心のもちよう】
①何もしないことが失敗であり、リスクになる
②違和感を感じて当たり前

決めたことをちゃんとやる、チェックする

意識して行動することを決めたら今度はそれを、毎日地道に続けていくしかありません
その時あなたに必要なことは「すぐやる」という行動力と、「自分との小さな約束を守る」という努力をひたすら続けることです

できた日は◯印、できなかった日は✕印というように、あなたが決めたことを表にして記録してく
これを焦らず何度でも繰り返し続けていきます
こうしてあなたが意識して行動していることは、毎日続けることで、あなたの潜在意識に刷り込まれていき、いつしか無意識でも行えるようになっていきます
そしてそれが確固たるものとなり「習慣」として身につくことができるのです

3日坊主でもOK あきらめることはありません
また今日から始めましょう
何度でも繰り返し行動して潜在意識に刷り込んで習慣化を目指しましょう

人が意識してする行動は3週間で習慣化できます
部屋の中をきれいに整える、勉強するといったことがこれに当てはまります
筋トレや早寝早起きなど身体に絡んだ習慣を身につけるには、3ヶ月ほどかかると言われます
さらに、あなたの考え方のクセや思考は、半年くらいかければ変わっていくことができるそうです

思考まで変われば、行動も自ずと変えていくことができるはず

楽しくなる”しかけ”をつくる

潜在意識に働きかけて、悪い習慣を良い習慣に変えてしまう
これが実現したら、あなたの人生はかなり良い方向へと変わっていくと思います

新しい行動を習慣化するにはそれなりに時間がかかります
そもそも苦しいことは続けられないのが人間の特性でしたよね
習慣になるまで行動を続けるためには、ワクワクする”しかけ”をどれだけつくれるかがカギです
初めてのことはドキドキして緊張もするけれど、期待感も強くどんどん続けられるもの
ゲームも最初は夢中になれます
でも、だんだん慣れてくると面白みが薄れて飽きてきますよね

仲間をつくって一緒に励まし合いながらクリアしていく
目標を達成したら、ちょっとしてご褒美を用意する
「楽しい!」と感じられること、快感を得られそうなことならなんでもOKです
自分でつづけられそうなちょっとした楽しい”しかけ”を考えて、飽きないように工夫を重ねて、目一杯楽しむようにしましょう

楽しむためには・・・、

【行動】
①楽しむ工夫を考える(クスッと笑えることでもなんでもOK
②周りを巻き込む(仲間と一緒に続けていきましょう)
【心の持ちよう】
①苦しんで取り組まない
②簡単に身につけられると思わない(時間をかけて少しずつ)
③3日坊主であっても再開する(やめなければ失敗にはならない)

自分を動かす習慣80のヒント集。

張替一真 ぱる出版 2019
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