選ばれる人、選ばれない人05

働き方

天職を探している人は、選ばれない。人の役に立つことを探している人が、選ばれる。

相談で一番多いのは「どうすれば天職が見つかりますか」という質問です。
天職を探している人は「天職」を「自分の好きなこと」「努力を努力と感じないこと」と定義しています。

これは「天職」の定義が間違っています。
「天職」の定義は「人の役に立つこと」です。
天職は、神様から与えられたミッションです。
お客様・得意先・上司・仲間・会社など、まわりの人のために役立つことを探している人が、結果として天職を見つけるのです。

天職は、好き嫌いを抜きにしてできることです。
好きなことは誰でもできます。
「めんどくさい」と思うことでも、やっているうちに、やがて「これはこれで嫌いじゃないな」と思えてきます。

あとで振り返って、しみじみ「天職」と感じることが天職です。
天職は結果として与えられるものです。
最初から目標にしたり、探したりするものではないのです。
自分の好みより、どうしたら人の役に立つかを優先させている人が、選ばれる人になります。

当たり前といえば当たり前のことなのです。

運命を分けるヒント05
人の役に立つことをしよう。

選ばれる人、選ばれない人。 1ミリの差が、決定的な差を生む

中谷彰宏 ぱる出版 2016

 


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