「プライド」という言葉を、ネガティブに使う人は選ばれない。
小学校では、「この言葉を使って短い文章をつくりなさい」という作文の問題がよく出ます。
たとえば、「プライド」という言葉を使って短い文章をつくってみてください。
この時に、選ばれる人と選ばれない人がくっきり分かれます。
多いのは、「上司にプライドを傷つけられた」とか「こんな仕事をさせられるのは自分のプライドが許さない」という文章です。
どちらも「プライド」という言葉をネガティブな文章の中で使っています。
こういうタイプは選ばれない人です。
本来、「〇〇を通してプライドを感じた」とか「プライドを持った」というふうに使うのが正しい使い方です。
「プライド」は「誇り」という意味です。
「傷ついた」だの「許さない」だの、ネガティブな解釈で使う言葉ではないのです。
働く上で一番大切なのは、「プライド」という自己肯定感です。
「プライド」をネガティブに感じている人は、それだけで選ばれない人の道を走っているのです。
選ばれる人、選ばれない人。1ミリの差が決定な差を生む
中谷彰宏 ぱる出版 2016
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