頼まれたことは、必ずやりきる
上司、先輩、同僚から信頼される人間になろう
●お願いされた仕事は、どんなことでも最後までやりきること
●途中で投げ出さない。わからないことは質問しながら進めていく
●上司に「あれどうなってる?」と言われる前にやることが重要
●ちゃんとやりきることで、周囲から信頼を得ることができる
●信頼できる新人には、新たな仕事(チャンス)がやってくる
●新たな仕事に取り組めば、新たな経験値が積みあがる=成長する
●その積み重ねによって、ほかの人との差が加速的に広がる
自分の行動をチェックしてみよう
□頼まれた仕事をやりきっている
⇒とにかく最後までやることを意識していますか
□誰からも催促されず、期限内にやりきっている
⇒催促しなければ頼んだ仕事をやらない人に、上司や取引先などは、積極的に次の仕事を頼みたいとおもいません
□途中で、質問や経過報告を入れている
⇒進め方などがわからず、1人で仕事を抱え込み「放置」(塩漬けに)していませんか?不安があればすぐに相談しましょう
入社1年目の疑問・質問にすべて答えます
Q. そもそも頼まれたことは、必ずやりきるって当たり前では?
A. そう思いますよね。しかし、その後何も言われないと、やらない人が案外多いのです。「どうせ上司の思いつきだろう」などと高をくくってはいけません。あえて何も言わずに、あなたがどう動くのか優しく見守っているのかも。ひとつひとつやりきることで、信頼を積み重ねていきましょう。
Q.上司が催促しないということは、それほど重要ではなかったり、やる必要がなくなったりした仕事だからではないでしょうか。
A.どんなに忙しい上司でも、新入社員に頼んだ仕事のことは覚えているもの。やる必要がなくなった場合には、何か言ってくれるはずです。まずは50点の時点で構わないので途中経過を報告し、反応をみてください。
Q.次から次へと「あれやって」「これお願い」と仕事が飛び込んできて、どれも中途半端になってしまいます。
A.優先順位を確認することです。上司や先輩に相談しましょう。「今全体としてこれだけの量の仕事をこなさなければならなくて、自分なりに見積もるとこのくらい時間がかかりそうです。どれからやればいいのか、アドバイスをいただけますでしょうか。」こうやって、全体像を示した上で優先順位を聞いてみましょう。「だったら、Aの仕事は最後までやってほしいけれど、Bの仕事はここまででいいよ」などと、指示そのものが修正される場合もあります。自分では中途半端と思っていた仕事が、実はそれでOKということも。1人で抱えて動けずにいるのはNG。どんどん聞いてみましょう。
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