信頼される薬剤師になるために①

薬剤師

患者さんを支援するにあたって
最も大切で 最初にやるべきことは何でしょうか?

患者さんにも色々な方がいらっしゃいますね

穏やかで接しやすい患者さん
ばかりではなく・・・

コミュニケーションを取りづらい患者さんもいらっしゃいます

地域の住民・患者から信頼される「かかりつけ薬剤師」「かかりつけ薬局」の役割について(抜粋)

平成27年9月16日 日本薬剤師会は 地域において住民・患者から信頼される
「かかりつけ薬剤師」と「かかりつけ薬局」の役割について
都道府県薬剤師会会長宛てに通知しました

この中に「かかりつけ薬剤師」と「かかりつけ薬局」の関係(考え方の整理)が
示されていました

どんな住民でも どんな患者さんであっても
「かかりつけ」としてその地域で住民・患者さんを支援するためには
まず
信頼される存在になることが必須となります

あなたには「本音」を打ち明けられる人はいますか?
その人はどのような人でしょうか?
その人に対してどのような感情を抱いていますか?

人は信頼できない相手に対して 決して本音を打ち明けることはなく
また その相手の言うことを受け入れることもありません

つまり

患者さんを支援するにあたって
最も大切で 最初にやるべきことは
「信頼関係の構築」なのです

しかし「信頼の構築」や「信頼される存在」というと
難しく大変そうに感じてしまうかもしれませんね

でも心配いりません
まず第一段階として
「この人には何を話しても大丈夫だ」と思ってもらうこと

これをクリアすることを考えてみましょう

あなたも「本音」を打ち明けることができる相手に対して
「この人には何を話しても大丈夫だ」と感じているのではないでしょうか

苦しんでいる人や悩みを抱えている人は
人に伝えたい何かを抱えています
聴いてほしい想いを抱えています

しかし それは誰にでも話せるわけではなく
「自分のことを分かってくれそうな人」「何を話しても大丈夫」
と思える相手を選んで打ち明けるのです

自分の事に置き換えて考えてみましょう
あなたが「自分のことを分かってくれそうな人」だと感じる人は
あなたの話をどのように聞いてくれる人ですか?

あなたが「何を話しても大丈夫」と思える人は
あなたが苦しんでいる時 悩んでいる時
どのような対応をしてくれるでしょうか?

相手は間違っているかもしれないが
彼自身は自分が間違っているとは決して思っていない
だから
相手を非難しても始まらない

デール・カーネギー

非難は愚者でもできる 理解は賢者しかできない

デール・カーネギー

まずは相手の話を 否定せず非難せず ただ聴くことです 傾聴することです
否定されるかもしれない 非難されるかもしれない
そう感じる相手に 本音を話すことはありません

人の心をつかむ王道は
その人が一番大切にしていることについて 語りかけることです

デール・カーネギー

相手に心の底から興味を持ち 相手の考えていることを聴くことです
相手の価値観を知り それを尊重することです

なぜ自分の愛犬をしつける時に用いるのと同じ方法を 人間に応用しないのだろう
なぜ鞭の代わりに肉を 批評の代わりに賞讃を用いないのだろう

デール・カーネギー

そして相手の良いところ 出来ていることを見つけ、認めて 褒めることです
それは お世辞でなく 
心の底から湧き出た素直な想いでなくてはなりません

もし 迷ってしまったら 
あなたが「自分のことを分かってくれそうな人」「何を話しても大丈夫だと思える人」
のことを思い浮かべましょう

あなたは そのような人を目指せば良いだけです

そんな薬剤師と出会った患者さんは 満足して薬局を後にします
そして次に薬局の扉をくぐるときは
前回扉をくぐった時より より大きな期待を持ってくれているはずです

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