誰かに不義理をすると、あとでツケがまわってくる

人生

20代では、そこまで人間関係が大切だと思っていない人が多いように思います
人間関係は、日々の小さな信頼の積み重ねによって築かれていくものですが、それがわかっていないと、約束の時間に遅れても謝らなかったり、何かをしてもらったのに、お礼のメールもしなかったり、とういのはよくあることです

親に厳しく躾けられていないかぎり、挨拶、お礼、お願い、お詫びを丁寧にする習慣はありません
それをするだけで、人間関係はよくなっていくのですが、その大切さが、まだわからないのが20代の若気の至りとも言えます

お世話になっていても、お礼どころか、挨拶もしなかったり、友達にお金を借りても返さない人がいたりします
そこまでいかなくても、ちょっと誰かをディスったり、陰口を言ってしまったり、というようなことは、誰にでも覚えがあるでしょう
自分では、正直に思ったことを言っただけだとしても、相手にしてみれば、「悪口を言われた」と思っているかもしれません
下手をすると、10年以上もそれを根に持たれることがあります

悪口というのは、面白いもので、言ったほうは30分後には忘れていても、言われたほうはずっと覚えているものです
逆の立場で考えてみてください
昔、悪く言われたことを昨日のことのように思い出せるのではないでしょうか

僕たちは、意識しませんが、お互いに人間関係のスコアを心の中につけています
たとえば、友達に誕生日に何かをもらったら、それをこっそり記入しています
その人が誕生日を迎えたら、だいたい同じぐらいの金額のものを返すためにです
「誰か素晴らしい人を紹介してもらった」「パーティーに連れて行ってもらった」ーそういうことがリストに書き込まれています
その人がどういう人物かと聞かれたら、そのスコアを思い出して、「すごくいい人だよ」と言うでしょう

逆に、その人に関するスコアに、「約束は30分遅れてきた」「約束をすっぽかされた」「5000円貸したけど返してもらっていない」「友達に紹介したら、ケンカをふかっけて気まずかった」といったネガティブなことが書いてある場合もあります
そんな人について聞かれたら、どんな答えになるでしょうか?
どれだけ正直に答えるかですが、あんまりポジティブなことは言えないでしょう
怖いのは、数年前の不義理が返ってくることです

たとえば、就職試験の面接に行ったら、面接官が小学校の時の同級生のお兄さんだったということがあります
そのときに、その同級生とどんな関係だったのか、自分はその同級生とどんな接点があったかで、その面接の結果を左右することになります

忘れていたような不義理が、大事な人生の場面で、あなたの足を引っ張ることもある、ということを覚えておきましょう

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